レーザー治療や光治療は夏と冬、どっちがオススメ?

お肌の悩み、特にシミ、そばかすを気にしている方も多いと思います。シミ取りにはレーザー治療や光治療が有効とされていますが、紫外線量が多く、シミやそばかすが増える夏と、紫外線の少ない冬ではどちらが治療に向いているシーズンなのでしょうか。 今回はレーザー治療や光治療のおすすめの時期をご説明していきます。

夏と冬の紫外線量の違い

シミ、そばかすの原因で最も多いのは、紫外線を浴びてメラニンが生成されて蓄積することです。

紫外線にはA波(UV-A)とB波が(UV-B)あります。UV-Aは肌の奥の真皮層まで届き、シワ、たるみなどの原因になります。日焼け止めで、「PA++++」などと記載されているものがUV-Aを防ぐ効果を表しています。

そしてUV-Bの方が、お肌の表面に炎症を起こし、日焼けを促進してシミの原因となるものです。日焼け止めで「SPF50」などと記載されているものがUV-Bに対しての指標になります。

PAもSPFも数値が高ければ高いほど効果が高くなります。

紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめ、5月から8月にかけて最大に強くなります。夏の紫外線量は冬の倍と言われています。そして紫外線が一番弱くなるのが12月頃です。

レーザー治療や光治療におすすめの時期は?

「紫外線が多く、シミが出やすい夏に全部シミを取ってしまった方がいいのでは?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、次から次へ紫外線が降り注ぎ、メラニン色素が形成されやすい時期にシミ治療をしても、いたちごっこになってしまいます。

そしてお肌は新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しており、メラニン色素が形成されても元の肌色に戻ろうという機能があります。

ですから、紫外線量が少なくなり、夏に生成されたメラニン色素が排出された後の冬の方が治療に適している時期と言えます。

さらに日焼け止めを塗っていたとしても、夏は紫外線によってお肌がダメージを受けやすく、日焼けで傷んだお肌にレーザー治療はおすすめできません。

レーザーを当てた後のシミの部分は軽いやけど状態になります。そしてシミ取りの後に紫外線を浴びると、色素沈着を助長し、取ったはずのシミが濃くなってしまうとも言われているのです。

また、冬場は特にマスクをすることが多くなるので、口元や頬などの治療跡をマスクで自然に隠すこともできます。

レーザー治療や光治療はもちろん一年中可能ですが、やはり紫外線量の少ない冬場の方がおすすめといえます。

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