近年話題になっているリジュラン注射ですが、聞いたことはあるけどどういうものなのかよくわからない、という方も少なくないと思います。
今回は、リジュラン注射とはどういうものか、メリット・デメリットについても紹介していきます。
リジュラン注射とは
リジュラン注射とは、サーモン由来のポリヌクレオチド(PN)を有効成分とした「リジュラン」を皮下に注射で注入することにより、肌にハリや弾力を与える治療です。
サーモンから抽出される成分のため、「サーモン注射」と言われることもあります。
ポリヌクレオチド(PN)はDNAを構成する物質のひとつで、DNAは肌細胞にも含まれているので、細胞の修復を助ける働きがあります。
ボトックスやヒアルロン酸の注入とは違い、皮膚の細胞を活性化して若返らせる治療法です。
イメージとしては、肌細胞をつくる成分を直接肌に注入することで、皮膚そのものを若返らせ、ハリや弾力を取り戻すという治療です。
これに対して、ボトックスは表情筋の働きを抑えてシワを出来にくくする施術であり、ヒアルロン酸はシワの下に注入してシワを押し上げる施術というイメージです。
ボトックス注入やヒアルロン酸の注入は即効性が高いと言われていますが、時間の経過とともに効果が薄くなります。対してリジュラン注射は元に戻りにくいと言われています。
リジュラン注射のメリット
リジュラン注射のメリットは、肌自体を修復する施術なので、自然な仕上がりになることです。肌そのものの再生能力を促すため、効果が持続し、元に戻りにくいというメリットがあります。
また、他の美容注射に比べて痛みが少ないとされています。
リジュラン注射のデメリット
リジュラン注射のデメリットとしては、費用が高額になることです。費用はクリニックによってまちまちですが、一回の施術で数万円程度することが多いです。
また、皮膚そのものの再生を促すという治療のため、見た目が劇的に変化するわけではないので即効性を感じにくいことが挙げられます。
一回の施術でも効果があるとされていますが、複数回の施術をすすめているクリニックが多いです。
また、これはリジュラン注射に限ったことではありませんが、注射は腫れなどの副作用も生じる可能性はゼロではありません。
リジュラン注射をする際には、メリット・デメリットを理解したうえで、施術をうけるようにしましょう。