初めてChatGPTを使ったことがある方は、その便利さに驚いたのではないでしょうか。筆者も初めてChatGPTを使った時は、AIもとうとうここまで使えるようになったのかと、時代の進化を目の当たりにして驚きました。
この記事では、転職活動でChatGPTをどう活用するか、また、ChatGPTを使うと企業側にバレて問題になってしまうのか、を解説してきます。
ChatGPTとは?
ここで、簡単にChatGPTの説明をしておきます。
ChatGPTの正式名称は「Chat Generative Pre-trained Transformer」といい、日本語でいうと「文章生成モデル」です。
アメリカのOpenAI社が開発・提供しているサービスで、無料で使うことができます。
「プロンプト」と言われる指示文を入力すると、AIがそれに対して回答してくれるチャットシステムといえばわかりやすいかもしれません。
転職活動でのChatGPTの使い方
転職活動においては、
・応募企業の分析
・自己PR文や志望動機の草案作成
・面接で聞かれそうな質問に対する回答
など、プロンプトを打ち込むだけで即時に回答をくれます。
例えば、中途採用で悩みがちな「退職理由」についてChatGPTに、
「化粧品会社の面接で、転職理由を聞かれた時の最良の回答は」と打ち込むと、
1. 前向きな理由を強調する
現在の仕事で得た経験やスキルを活かして、次のステップとして新しい挑戦をしたいという意欲を示します。
例えば、「化粧品業界での経験をさらに深め、貴社の製品を通じて多くの人に美容の喜びを提供したいと考えています」といった表現が適切です。
2. 業界や企業への関心を示す
3. 自分のキャリア目標との一致を伝える
4. ポジティブな姿勢を保つ
(一部のみ抜粋)
と、適切な回答を教えてくれます。
非常に便利なものですが、AIなので、一般的で模範的な回答になることがほとんどなので、内容に関しては自分の経験や考えに合わせて修正することが重要です。
また、ChatGPTが出力する文章は、定型的なものが多く、機械的な文章であることも少なくありません。見る人が見れば、ChatGPTを使ったとわかってしまうこともあります。
文章として使用する際には、自分の言葉に直してから使うようにしましょう。
転職活動でChatGPTを使ったらバレるのか
ChatGPTを使ったらバレるかバレないかの前に、そもそも国内企業ではChatGPT使用禁止を公開している企業は極めて少ないです。
ですから、使用禁止を公言していなければ、ChatGPTを使うことに問題はありません。また、ChatGPTなどの生成AIで作った文章かどうかをチェックするツールもありますが、検出の精度としてはまだ低いといわれています。
ChatGPTを使った文章は、Web上のコンテンツからデータを収集して文章を生成します。ですから、よくある模範解答になりがちで、オリジナリティに欠ける文章になってしまうことが多いです。ChatGPTの回答や文章はあくまで叩き台として使用し、自分の独自性を出せば、ChatGPTを使っていても問題ありません。
おわりに
ChatGPTは便利なツールですが、完璧ではありません。また、転職で重要視されるのは、ありきたりの一般論ではなく、創造性や「あなたにしかできないこと」です。
ChatGPTの使用未使用に関わらず、自分の言葉で語ることが大切です。
便利さをうまく利用して、転職活動に活かしましょう。