コロナ以降、マスクをつけて外出することが多くなりましたよね。マスクをしていると、口元は隠れるので、ほうれい線などを気にしなくてすみますが、逆に目の周りに注目が集まってしまうことになります。中でも気になるのが目の下のたるみです。
目の下のたるみは、主に加齢が原因です。年齢を重ねるにつれて、皮膚のハリや弾力がなくなり、皮膚が余ったように見えてしまうことと、目の周りの筋肉が衰えて、目の下の脂肪を支えきれなくなることによって目の下のたるみができてしまいます。
この記事では、目の下のたるみを取る方法を解説していきます。
手術のいらないボトックス注射
ひとつは、ボトックスを目の下の眼輪筋に注入する施術です。
ボトックスは、ボツリヌス菌の毒素から抽出した成分をもとに作られた薬剤です。ボトックスには筋肉の動きを弱める働きがあり、その効果によって、筋肉が収縮することによってできる、しわやたるみを改善します。
ボトックスは注射で目の下の数か所に薬剤を注入するだけなので、治療時間は数分で完了します。基本的にダウンタイムはありません。
デメリットとしては、眼輪筋に作用するため、目を閉じたり笑ったりするときに不自然になってしまう可能性があります。また、1回打てば終わりというものではなく、時間が経つにつれて元に戻ってしまいます。
切開による目の下のたるみ取り
ボトックス以外の方法としては、目の下を切開する方法があります。これは、「下眼瞼除皺術」と呼ばれる施術です。
下まつ毛の下を切開し、目の下の余分な皮膚のたるみと脂肪を切除し、目の下のたるみを改善する方法です。脂肪を物理的に取り去るので、目元のたるみを根本から改善でき、長期的な効果が期待できます。
縫合しますので、抜糸するまではおおよそ1週間かかります。その間は縫った部分の糸が見えている状態になります。また、抜糸の後も腫れが引くまでには2週間ほどかかり、完全に腫れが引いて完成するまでにはほぼ6カ月かかると言われています。
高い効果が期待できる切開ですが、デメリットもあります。
・ダウンタイムがある
・たるみの状態によっては逆にたるみやクマが目立つことがある
・脂肪をとりすぎて窪んだ目に見えてしまうことがある
上記のようなリスクがありますので、まずはクリニックでよく相談し、どのような手術内容が良いのかよく検討してから施術に臨みましょう。
目の下のたるみは、とても気になる部分であり、なんとかしたいとお考えの方も多いでしょう。ボトックスにしても切開にしても、効果は期待できますが、やはりデメリットもあります。
自分にはどちらが合っているか、また、メリットとデメリットとどちらが大きいかなどよくお考えの上、施術することをおすすめします。